転校生

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何時もと変わらない毎日。 学校に行って、帰って来るとオンラインゲームをする。 それが俺の何時もの日課であり楽しみだ。 俺が通ってる学校では、あるオンラインゲームが人気で、俺がやってるオンラインゲームもそのゲームだ。 ゲーム名はGOD☆BREAK。 ゲーム内容はプレイヤーが神を目指すというシンプルな王道系のゲーム。 内容がシンプルでもシステムは意外と細かい。 レベルがあったり、ランクがあったり、能力があったり、ボスキャラもあったり、武器もあったり、乗り物もあったりギルドもあったり。 作成者は不明で、ルールが無い。 俺は今日もこのゲームをやり続ける。 このゲームのせいで取り返しのつかない事が起こる事を気づかないまま…………。 ーーーー教室ーーーー ガヤガヤと騒がしい室内。 今日は学校行事も何も無いはずなのに、やけに騒がしいな。 「おい、神哉」 肩をトントンと叩かれ振り向くと、親友の真斗と香緒里が立っていた。 「おはよ、シン君♪」 開けていた窓から風が吹き込んで二人の髪を靡かせる。 「あぁ、おはよう真斗、香緒里」 風のせいで乱れた髪を直しながら、香緒里が口を開く。 「シン君知ってる?今日転校生が来るんだってさ♪楽しみだよねぇ、だってさぁ……………………♪」 嬉しそうに話す香緒里の横で、何かを言いたそうにしている真斗が割り込んでくる。 「なぁ、聞いてくれよ。香緒里のやつ転校生来るの楽しみだってさっきからうるせぇんだよ~」 香緒里がこうなったらずっと話しだすのは昔からだからなぁ。 「別に香緒里がうるさいのは今に始まった事じゃないだろ」 二人の話を聞きながら頬を膨らませる香緒里。 「酷いよ、マサっち~」 不満そうな顔をしながら真斗をポカポカ叩く。 あはは、相変わらず賑やかだな二人とも。
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