万能家
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おそらく高校生ぐらいの少年は、今時の若者風に髪を赤く染め上げ、耳には安物のピアスが付けられていた。 「あ、あんたが……万能家、か?」 赤髪の少年が恐る恐る尋ねる。 オモムロナデムネ 「主室撫胸。万能家のご利用どうも」 少女、主室撫胸は愉快そうに笑った。 「やっぱり、あのサイトは本物だったのかよ……」 「ん? もしかして遊び半分で来た?」
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