オカマ野郎。

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グイッと半ば無理やり飲まされる。 こいつ、私を酔い潰す気か? 私、酒強いんだよ? 春の花見のこと忘れたんか? 「もう、いらない。」 「そう言うなって。」 痛いっての! 腕を強く掴むな! 「痛いって!!」 「じゃあ飲めよ。」 「いらないってば!」 「じゃあ離さねえよ。」 何コイツ。 うざい。 病んでるんじゃね? 「なのは!! 帰るよ。」 「あ、はい! 小野、離して。」 帰るから離せぇえぇええぇ! 離せ男色! 「なんでだよ。」 「帰るから。」 それでも離さない小野。 「いい加減にしなさい。」 た、隊長………。 殺気! 殺気立たないで! 遊女さん怖がっちゃう!
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