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謝罪するとまさちゃんが顔を歪めた
なんで?あ。怒った感じ?
雅「...ッチ熱あるじゃねーか...保健室行くぞ」
紫「は?うわっ」
いきなりまさちゃんが俺を姫抱きしてきた
抵抗する力も正直ない
コノヤロウ!
他の子を姫抱きしてたら萌えたのに!!
俺じゃ萌えない!!
紫「ねぇ。おろs 雅「黙って寝てろ。」....。」
......。
寝よ。
もう。限界だ
_____雅俊side_____
揺らさないように出来るだけ早く歩く
腕の中には青い顔をした綾乃が寝ている
軽い。いくらなんでも軽すぎる
転校生が来てからろくに食事もしてないんだろう
気づいてはいた、一週間前からだんだん綾乃の仕事のスピードが落ちていたことに
だが、相変わらず完璧に仕上げてくる
他の役員の仕事にミスがまったくなくなって
すべて綾乃が一人でやっていることに気付いた
すぐに俺に愚痴をこぼしてくると思っていた
けど俺は、こいつの事をわかっていなかった。
弱音を吐かないことを
何でも抱え込むことを
分かっていたはずだ
全ての仕事をしてろくに寝てなくて
体調を崩していることを
へらへらした笑顔に隠れてストレスをためていることを
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