本編 1 

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ダッシュ。2人でセンターに 駆け込み私が受け付けで 事情を話す。(もちろん嘘の。 恋人が悲しそうな顔してたから 乗り遅れたなんて 言えないでしょう!(笑)) 私「すみませんでした。」 受け付けのお姉さんにこってり 怒られつつもバスの時間を 変更していただきました。  次のバスまで約30分。 先ほどまでのシリアスな 雰囲気はどこぞ。 2人で 「やらかしたねwww」 なんて笑いあいます。 案の定バス停一番乗り。 私「あのさ、、、あらためて   言うのもおかしいんだけど   、、、。」 村「、、、なに?」 私「ふうーーー。   あのさ、、、好きです。   これからよろしく   お願いします。」 (いやああああ!いっちゃったあ  ああああああああ!照) 人がいないのを良いことに 青春してました。(笑)← そんなこんなで30分なんて 早いものでもうバスも人も わんさかと集まり出し どんどん乗り込んでいき 出発まであと5分。 私はリュックの中から あらかじめ用意しておいた 少量のお菓子と手紙を 袋に詰めて渡しました。   村「なに、、、これ?」 私「帰りの電車で食べて!」 運転手「まもなく発車です     お乗りの方はお急ぎ     ください」 私「じゃあ、、そろそろ 乗るね。」 村「う、、、ん!?」 返事をしかけた村田さんを 強引に引き寄せ 抱きしめました。てへぺろ。← 緊張のあまり手のひらは びしょびしょ。 抱きしめた感触なんて 考える暇もなく 村田さんの背中をバシバシ叩き 私「またね!」 そう言い逃げしてバスに 乗り込みました。 バスの中から 村田さんをさがすと 村田さんはうつむきながら ケータイでなにかしていました。
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