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飛鳥「お願いがあります。試衛館出身の方々と筆頭監査方山崎さんに試合を見ていただきたい」
飛鳥「そこにいるのでしょう?降りてきてはくれませんか?」
飛鳥は天井を見上げ声をかけた・・・が、なんの反応もない
土方「・・・・・降りて来い・・・山崎」
・・・・・天板が横にずれ黒装束を着た男が音もなく部屋に下りてきた
山崎は近藤達に頭を下げると飛鳥の方に視線を向ける
山崎「なんでわかった?気配はかなり薄うしとったはずや」
飛鳥はフワッと微笑むと自分の気配を消した・・・それも完全に
山崎「な!?」
飛鳥は目の前にいるのに気配が全くない。そこに本当は誰もいないんじゃないかと錯覚するくら
い気配がないのだ
飛鳥「私はこれくらい相手が気配を薄くしても気づくことができます、そういう環境に慣れてしまっているんです」
そういうと気配を消すのをやめ山崎を見る
山崎は鋭い視線を飛鳥に向ける
土方「何故試衛館の面子と山崎だけなんだ?」
飛鳥「・・・信用できるからです。その方々は最後まで新撰組、いえ、壬生浪士組の誠を貫き通す」
その言葉に男たちは驚きそして少し口元が緩んだ。昔からの仲間が最後まで同じ誠を通す
嬉しかったんだろう
近藤「新撰組とは??」
飛鳥「それは・・・そのうちわかります」
近藤「わかった、総司!すぐに皆を道場に集めなさい。」
沖田「わかりました~♪」
土方「山崎、こいつに袴を貸してやれ。その恰好じゃどうにもなんねえ///」
山崎「御意 おい、ついてこい」
飛鳥は近藤達に頭を下げ立ち上げる
その途端皆顔をそむけた
羽織を着てはいるが白く細い足が見えている
それに前を押さえず立ち上がっているので下着までが見えているのだ
山崎「おい///前隠さんかい!!//」
飛鳥「???」
男達「ハ~・・・・・・」
男たちは大きくため息をつき飛鳥は首をかしげながら部屋を出て行った
山崎「まず俺の部屋に行って着替えるで」
飛鳥「わかりました」
2人は廊下を歩き部屋へと向かっていった
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