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山崎「とりあえずこれに着替え」
道着を飛鳥に手渡す
飛鳥「ありがとうございます」
頭を下げるとその場で羽織を脱いだ
山崎「あんな~・・・男が目の前にいるのに裸になるやつがおるかい!///」
飛鳥「早く着替えなくちゃ・・・皆さんをお待たせすると悪いので。それに見られてもなんとも思いません」
山崎「なんて嬢ちゃんや・・・ハー・・・」
山崎は飛鳥に背を向け座った
山崎「な~、嬢ちゃんはほんまに先の時代、未来?から来たんか?」
飛鳥「ええ」
山崎「じゃあここがこの先どうなるかも知っとるん?」
飛鳥「・・・知っています」
山崎「そか・・・」
飛鳥「着替え終わりました」
なにか言おうとした山崎を遮り飛鳥は声を出した
山崎「・・・ほな行こか」
まだ言えない・・・まだこの人達が私を受け入れるかもわからない
明日には敵同士になるかもしれないのだから・・・
飛鳥(ふふ、私は何を願っているんだろう。人が異質な私を受け入れるはずなんてないのに。ここに居られたとしても私は捨て駒、道具なんだろうな)
自嘲気味な笑みを浮かべ飛鳥は山崎の後をついて道場へ向かった
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