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空には厚い雲が覆い漆黒の闇があたりを覆っている
大都会の高層ビル群
その中でも一際高いビルの最上部に少女は佇んでいた
地上では赤色灯を灯しながらパトカーが集まり大勢の人間が右往左往している
この高層ビルで1人の大物政治家が先ほど何者かによって殺されたのだ
少女「終わった・・・これで私は自由になれる」
誰に言うでもなく少女の口からこぼれた言葉は闇に落ちていく
((・・・・・・・・・))
少女「どうしたの?」
闇にそう言うと真っ黒な犬と真っ白な猫が姿を現した
猫「主、人が近づいてきています」
犬「これは・・・お前の親の気配だ」
少女「そう・・・お前たちは何時も通り指輪とブレスレットへ入りなさい」
猫、犬「御意(わかった」
そういうと動物たちは光に包まれ猫は右手の指輪に、犬は左手のブレスレットへ光となって消えていく
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