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飛鳥が出て行った道場では試衛館出の面々が呆然としていた
土方は未だに俯き立ちすくんでる沖田の傍までいき声をかける
土方「ま~、その・・・なんだ・・・落ち込むな。悔しかったらもっと精進して奴を追い抜け」
慰め手を肩に置こうとした瞬間
沖田は顔をガバッと上げる
その顔は悔しみにみちて・・・ではなくきらきらと輝いている
沖田「見ましたか!!彼女はすごく強い!あ~♪こんな強い方が居たなんて♪どうやったらあんなに強くなれるんでしょう?!謎ですね~」
土方「あ・・ああ(汗)」
沖田あれ?飛鳥さんは?どこ行ったんでしょう???」
土方「道場から出て行ったぞ。山崎の部屋にあいつの所持していたものを置いたから山崎の部屋にでも戻ったんじゃ・・・」
沖田「飛鳥さ~~ん♪」
土方の話を最後まで聞かずに沖田は道場を飛び出していった
残った者はポカ~~ンとしながら沖田を見送る
山南「では飛鳥君をどこに配属させるか場所を移して話しましょうか」
真っ先に我に返った山南はそういいながら微笑む
土方「あ、ああ。そうだな。でわ皆局長室に行くぞ!!」
そういうと皆は移動を始める
土方「山崎」
山崎「ここに」
土方「氷川に着物を渡せ。着替え終ったら局長室に連れて来い」
山崎「御意 ほないってくるわ~」
そういうとフッと姿を消した
土方(それにしても・・・総司を負かすとわな。それにあいつは本気ではなかった・・・これはいい拾いもんかもしれねーな)
ニヤリと妖艶な笑みを浮かべると道場から出て行った
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