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沖田「飛鳥さんけがしてるじゃないですか?!」
沖田は飛鳥に走りよると赤くなった腕を見る
山崎「さっきのやな・・・嬢ちゃんすまん、大丈夫か?」
その言葉を聞いた沖田は殺気とともに真っ黒なオーラをまとい山崎を見る
沖田「さっきの・・・とは飛鳥さんを組み敷いたことですか?女子に刃物を向けて力ずくでどうにかしようとしたわけですね」
???と真っ黒な笑みを浮かべながら刀に手をかける沖田
山崎「ま、待ち~(汗)俺の話聞いてくれや」
沖田「ええ、聞きますよ♪聞きますけど・・・とにかくいっぺん死んでください♪」
そういうと刀を抜き山崎に切りかかろうとする
飛鳥「ハー・・・沖田さん落ち着いてください。この怪我は自分の責任ですから山崎さんにはなんの罪もありません。」
沖田はピタッと止まり飛鳥のもとに飛んでくる
沖田「ほんとうですか?あの獣におそわれたんじゃないんですね?」
山崎「獣って・・・泣」
飛鳥「私が山崎さんに悪戯したせいなんですよ。それにこのくらいの怪我ならすぐに治りますから」
山崎「すぐ直るって・・・ちゃんと手当しないと駄目や。化膿したら大変やで?」
沖田「そうですよ!!もし跡が残ったら大変です!」
二人の勢いに負けて山崎に手当をしてもらう
山崎は監査の仕事以外にそれなりの医学も持っているので医者の役割も担っている
飛鳥(どんな傷も、病も翡翠の力ですぐ直るんだけどな・・・)
飛鳥は二人に気づかれないほど小さくため息を吐く
山崎「これでよし!!ほならこれに着替え~、沖田さんはさっさと局長のとこ行った方がええで?嬢ちゃんをどこに置くか話し合ってるはずや」
沖田「そうなんですか?!そういうことはさっさと言ってくださいよ!飛鳥さんは絶対一番隊に入れるんですから♪」
すくっと立ち上がると沖田は部屋を出て行った
山崎「ハー・・・嵐みたいなお人やな」
飛鳥「本当ですね・・・」
二人はお互い顔を見合わせ苦笑いを浮かべる
飛鳥「では着物お借りしますね」
そういうなり道着を脱いでいく
山崎は飛鳥のこういう行動に慣れたのか頭を掻きながら部屋を出ようとする
が、飛鳥に呼び止められてしまった
飛鳥「・・・山崎さん・・・すいません着物の着方は分かるんですが・・・さらしの巻き方がわかりません・・・」
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