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飛鳥「・・・山崎さん」
山崎「今度はなんや?!」
飛鳥「いえ・・・なんか会った時と全然態度が違うんですが・・・もう殺気を向けないんですか?」
山崎「なんや、そんなことかい・・・そらあの時は敵か味方か分からんかったからや。今はもう仲間やろ?入隊試験受かったんや♪もう家族やん」
飛鳥「家族・・・仲間・・・?」
山崎「違うん?」
飛鳥「わかりません・・・でも・・・なんか嬉しい」
そういい悲しそうにでも少し嬉しそうに微笑んだ
最後の 嬉しい という言葉はかなり小さかったが山崎にはたしかに聞こえた・・・
そういう飛鳥を見たとき山崎は胸が痛んだ・・・
山崎(なんて寂しそうな目や・・・そうか・・・この子は仲間や親に裏切られて殺されかけたんやったな・・・感情が読めん表情しとったがそれは自分の心を守るためか・・・)
飛鳥「着替え終わりましたよ」
紺色の着流し姿になった飛鳥は男に見えなくもないがやはり可愛い顔立ちが影響して女子に見えてしまう
山崎「・・・ほないこか」
そういうと飛鳥の頭を優しく2回ポンポンっと叩くと部屋を出る
しばらく歩くと近藤の部屋に来たのだが
話し合いとは程遠い喧騒が中から聞こえてくる
飛鳥はいったいどこ配属になるのだろうか・・・
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