風呂騒動w

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飛鳥はああ、もしかしたら芹沢のことか?と考える 壬生浪士組筆頭局長芹沢 鴨 強引な金策、横暴な態度で町人達から恐れられている 組の評判が悪いのも芹沢の所業のせいと言っても過言ではない 飛鳥「人は足りているんですか?」 土方「・・・どうにかする」 飛鳥(足りてないんだな・・・) 山崎は悔しそうに唇を噛み俯く 組に忠義を尽くし土方の力になりたい・・・それが山崎の思い 飛鳥「・・・では私が山崎さんを治療します。治ったらすぐ復帰でいいんですよね?」 土方「ああ、だがそれだけの腫れだ。しばらくは動けないだろ」 飛鳥は土方に向けていた目線を山崎に移し「大丈夫ですよ」と声をかける 山崎はゆっくり顔をあげ飛鳥を見る 現代に伝えられている史実では山崎は土方、近藤にかなりの信頼を寄せられていたとあった 土方は心配してるんだ・・・不器用なだけ 足に手を当て気を集中させる 指輪が淡く光だすと当てている場所が温かくなり痛みが嘘のように消えていく しばらくそれが続き次第に指輪の光が消えていく 飛鳥「これでもう立てるはずです」
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