風呂騒動w

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そういわれ山崎は半信半疑でゆっくりと立ち上がる ・・・痛みが全くない、いや、腫れも引き完全に治っている 山崎「俺夢でも見てるんかな?」 土方も驚き目を丸くしている 土方「なんともないのか?!」 山崎「なんともあらへん。嬢ちゃん今のはなんや?」 飛鳥「・・・・・・」 土方「答えろ。お前は妖怪や物の怪の類か?」 飛鳥を鋭く睨みつける土方 飛鳥(物の怪・・・化け物っていいたいんだ・・・やっぱここにも私の居場所は「副長!!そんな言い方したらあかん!」 山崎は副長に怒鳴る 土方は驚いた顔で山崎を見た 山崎は土方や近藤に従順で逆らったり自分に意見したことは一度もない そんな男が自分に鋭い視線を向けている 山崎「嬢ちゃん・・いや、飛鳥怪我治してくれておおきにな」 飛鳥に振り向きニッと笑う 山崎「飛鳥のいた場所で仲間や親に裏切られたって言っとったが・・・この力が原因か?その力を恐れて・・・」 飛鳥「違う・・・私は道具だったの・・・組織の道具・・親の出世の為の道具」 そういうと飛鳥は俯いた 土方も飛鳥が話した未来の出来事を思い出し渋い顔になる 飛鳥「周りからは化け物って言われてました・・お父様とお母様は私を可愛がってくれてたんです。でも・・・人を殺すのが嫌になって、辛くて・・・最後に大きな仕事が終わったら自由にしていいって・・・でも、私の力は脅威だから、組の為、親の為にそれを使わないなら必要ないって・・・」 土方「・・・悪かった・・・」 山崎「でも飛鳥の力って傷を癒すんやろ?人を殺すって・・・」 自分の足を見ながら聞く。フッと飛鳥に視線を戻すと瞳が揺らいでいる 迷っている眼・・・黙ったままの飛鳥がぽつりぽつりと話しだす
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