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とにかく現状把握と身の安全の確保をっと行動を起こそうとしたとき障子が開いた
?「ああ、起きましたね。おかげんはいかがですか?」
そう言いながら入ってきたのは高い位置で結わかれた長い髪に、現代ではなかなかお目にかかれない着流し姿の男性
一言で言うとすごい美形。中性的な感じで女性の着物を着せても似合いそうだ。
でも・・・腰に差してる物は明らかに刀・・・
少女「はい、あの、ここは?」
少女は警戒をしているがそれを気づかれないように落ち着いた口調で男性に問いかけた
?「ここは壬生浪士組の屯所ですよ~あ、私は沖田総司といいます。あなたは?」
少女「え???(壬生浪士って・・・まさか幕末の??それに沖田って一番隊組長の名・・・)」
頭が混乱してきた・・・歴史オタクにでも拾われたのか??
沖田「あの~、あなたのお名前は?」
少女は難しい顔で考え込んでいて沖田の存在を忘れていた。にこにこ笑いながら沖田はもう一度名前を聞く
少女「あ・・・飛鳥です・・・」
飛鳥は偽名を使わず素直に自分の名前を明かした
沖田「飛鳥さんですか~起きたばかりで申し訳ないのですが局長と副長のところに来てもらっていいですか?」
沖田はにこにこしてはいるが目が笑ってはいない、貼り付けたような笑顔だ・・・
飛鳥「わかりました。その前に一つお願いが・・・ここの敷地内に外の景色が見える高い場所はありますか?連れて行ってください」
沖田「高い場所ですか??ん~蔵ですかね~。何故そこへ??」
飛鳥「局長と副長のとこへ行くのは私の尋問ですよね?しっかり答えられるように自分の目で確かめたいことがあるのです」
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