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ニューソク市、VIP駅前。
かなりの人で賑わうその場所で、
仲谷ミルナは道に迷っていた。
( ゚д゚) 「…えーと、VIP駅から歩いて5分?」
不安げに呟くも誰一人耳を貸そうとしない。
まぁ当然である。小さな子や綺麗な女性ならまだしも、ミルナは至って普通の男子高生なのだ。
しかしミルナは方向音痴でもなければ、地図が読めない訳ではない。
では何故、ミルナは迷っているのか。
その前に、こうなった経緯を説明しておこう
事の始まりは1冊の求人募集雑誌であった
いや、元をただせばミルナの母、仲谷ビロードのせいであるが
( ><)「ミルナ、これを見るです」
( ゚д゚)「いきなりなんだよ…って求人広告?」
( ><)「貴方ももう18歳です。もうそろそろアルバイトを始めた方がいいと考えたです」
(; ゚д゚) 「……本音は小遣い出すのが億劫になってきたとかか?」
(;><)「ち、違うんです!そんなことはないんです!……とりあえずこれ読んでアルバイト行くです!」
この母、隠し事や嘘が大の苦手である。
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