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「トモ、呼び鈴有ったぞ」
「ポチっとな」
トモが呼び鈴のボタンを押せばリーンゴーンと、
なんだか高そうな音が門の周辺に響く。
無意識にピンポンだと思っていたから予想が外れ、
びっくりしてその場から一歩後退ってしまった。
「ピンポンじゃ無いのかー」
「そうだな」
お互い似たような事を考えていたらしく、
首を傾げながら振り返りこちらの顔を覗き込んできたので頭を撫でておく。
頭を撫でると喜ぶと本人が言っていてよくやっていたので、
つい癖のように手が伸びてしまうようになった。
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