不幸な俺と幸運な彼女

プロローグ

ナ「俺は……なんでこんなに不幸なんだ」

例えば……。

これは昨日の話だけどさ。

俺は夜中にお腹が空いたから、食堂に行って食べ物を注文したんだ。

注文したのはカレーライス。

食堂のおばちゃんはすぐカレーライスを出してくれ、俺は席につきいただきますをしてからスプーンでカレーライスをすくい、口に入れようとした瞬間……。

不良A「てめっ！いまぶつかったな！仕返しだ！ファイア！」

不良B「そんなのあたるかよ」ﾋｮｲ

不良A「てめ！よけんなよ！せけーぞ！」

みなさん、お分かりいただけたでしょうか？不良Aが放った魔法は小さな火球を相手に飛ばす魔法。つまり、不良Bに放った魔法だったのだが……。

不良Bはその火球をよけた……。

ナ「…………」

結果、カレーライスが吹き飛びました。

残ったカレーライスはこのスプーンの一口のみ。

不良A「もう一発くらえ！ファイア！」

不良B「だからーそんなのあたらねーよ」

また火球を放った不良A。そしてそれをよける不良B。

結果、スプーンが吹き飛びました。

ナ「…………サンダー」

不良A＆不良B「ぎゃうっ」

小さい雷を放ち、気絶させてやった。

ま、結局カレーライスは食べれなかった。

坂道ナイトの不幸話でしたー。