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相手は俺より身長が高い
ちくしょー
悔しくねーからな、全然。
「場所、変えるか」
「あ゙?ここでいいだろーが」
そ、俺は場所なんて
どーでもいい。
ケンカさえ出来ればな
「なにいってんだてめえ、ここは目立つし先行やポリに見つかったら面倒だから変えるっつってんだよ!さっさとしろ!」
必死こいて説明
してるが全く俺には
意味がわからない
「先行にバレたらバレた、ポリが来たら来た、んなこたぁ後で考えよーぜ?今わケンカだ。急いでんだよこっちは。朝から胸くそわりー」
早くいかねーと
そろそろやべえしな
「なんてやつだ…知らねーかんな!」
「いいから早くかかってこいって」
「なめやがって…オ゙ラー!!!」
足を前にだして
それにあわせて
パンチを出す…こいつ
ボクシングやってんのか?
でもおせーな
━━━━ゴスッ
「グハッァ…グ…ゲホッゲホッ」
おかしいな…
手加減したのに
「お前さてはそーとーよえーな?w」
「しかたねーだろ…入学式だしなめられたくなかったし…ボクシング習いはじめて強くなった気してたんだよ」
あらまあ気の毒に…
ボクシングもケンカに
使えなくわないが
習い始めとなると
隙だらけだな…
「あーあ、お前も頑張れよ、じゃな」
「お前どこいくんだよ」
「魔火苦高校だけど?」
「どーりで…それならそっちじゃなくてこっち」
どーりで…って
なにがだよ
あからさまに嫌みなやつだぜったく…
「ありがとーな。」
「あ゙?」
「道教えてくれて。
せいぜい変な奴に絡まれんなよ、よえーんだから。笑」
「て…っめ!」
「じゃーなあww」
「待ちやがれ!!おい!」
━━━ブハッ
あ、そういえば
名前聞いてなかった
「おーい!」
って…あれ?
「てめえなにチョロチョロしてんだよ?」
「…!?」
あいつ、早速絡まれてるし…
つーかあいつビビってる? 俺にはあんな
イチャモンつけたくせに
なに考えてるんだ?
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