I wish you happiness forever...

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長い髪を高くツインテールにし、 アイロンでくるくると巻いた髪がくすぐったいと揺れる。 今日のあたしは少しお洒落をして、薄紫色のパーティードレスを身にまとっている。 「捕まえた」 「捕まえるも何も、さっきから海斗の近くにいたのに」 「いいじゃん」 そう言って、あたしの腰に手を回す海斗はどこか寂しげな声を出す。 構って欲しいのだろうか、そんな時間はあたし達には許されなかった。 ノックの音も無く、唐突に開かれた部屋からは、あたしのよく知る人……お母さんが顔を覗かせていた。 「二人とも、用意はちゃんと出来……あら?」 「おっお母さん!!」 「!!?!?」 「お邪魔しちゃったかな?」 「違うの!これは!!ほ、ほら海斗も準備できたなら行くよ!?」 「う、うん!?」 お母さんの姿を見たあたしは、すぐさま海斗から離れる。 慌てて携帯や財布、ハンカチを入れたポーチを手に持つと、海斗の準備ができるのを待った。 海斗も準備ができたようで、再びネクタイをキュッと締めなおす。 その姿に見とれていただなんて、本人に言うつもりは無い。 カッコイイ、なんてね。 バタバタと急いで用意をして、あたし達は部屋を後にする。 向かう先は、結婚式場。 かつて、 あたしの恋人だったあの人の結婚式_____
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