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「ん……。ん!?」
光の眩しさに、片目だけを開けると、目の前には白い天井があって。
まわりを見ると、白いカーテンで覆われていた
ほのかに消毒の臭いなんかもする。
ここは―
保健室か…。
体を起こそうとするが、簡単に起き上がらなくて、重みを感じる右側を見てみると
「―っ!?」
腕を組み枕代わりにして、うつ伏せに寝ている杉浦がいた。
なっ、なんで杉浦がここ(保健室)に…。
し、しかも―
顔がこっちに向いてて寝顔が…。
「せっ、せんせー?…。」
杉浦を起こさないように、小さな声で先生を呼んでみたが返事がない。
いないのか…。
「すぅー、すー…。」
杉浦の、ね、寝息がー!!
静かなこの部屋では、余計に大きく聞こえて
杉浦が、すごく近くにいるように感じる。
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