感情の名前

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****** 「ん……。ん!?」 光の眩しさに、片目だけを開けると、目の前には白い天井があって。 まわりを見ると、白いカーテンで覆われていた ほのかに消毒の臭いなんかもする。 ここは― 保健室か…。 体を起こそうとするが、簡単に起き上がらなくて、重みを感じる右側を見てみると 「―っ!?」 腕を組み枕代わりにして、うつ伏せに寝ている杉浦がいた。 なっ、なんで杉浦がここ(保健室)に…。 し、しかも― 顔がこっちに向いてて寝顔が…。 「せっ、せんせー?…。」 杉浦を起こさないように、小さな声で先生を呼んでみたが返事がない。 いないのか…。 「すぅー、すー…。」 杉浦の、ね、寝息がー!! 静かなこの部屋では、余計に大きく聞こえて 杉浦が、すごく近くにいるように感じる。
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