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「んー…。あや…せく…ん」
こいつ、夢のなかでも綾瀬のことかよ
「さが…ら…く…」
って思っていたら、俺の名前も出てきた
「え…いご…教え…て…」
え、英語って…
手で口を押さえて、笑い声が出るのを我慢するけど、体はブルブルと震えて
「ふっ、あははは」
笑い声に反応して、杉浦がモゾモゾと動いた
「あれ…。相楽君…。起きた…の?」
眠そうに片目を指で擦っている
「う、うん。」
かと思ったら、ハッとしたように目を見開いて
「え!?わ、私、寝てた…よね…?」
「気持ちよさそーにな。」
「寝てるとこ見られた…。」
「そうだなぁー。バッチリ寝顔も見えたよ。」
そう言うと、杉浦は顔を両手で隠した
「あぁ~……。」
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