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私達は、簡単にその声が誰か分かる
「やべっ、駿だ!」
相楽君は、慌ててベッドに潜り込んだ
そして、私はベッドの横にある丸椅子に座る
カーテンは、開けたまんまだったから橋本くんは、すぐに私達を見つけて
「杉浦さん!?どうしてここに?」
目を見開いて、戸惑いっている様子の橋本くん
それもそう、保健室には私と相楽君だけ
「席隣だから、先生に頼まれちゃって。」
相楽君は、ベッドから顔を出して
「駿?どうした?」
「部活終ったから、迎えにきたんだけど」
「もうそんな時間かぁ。」
といって、相楽君は布団をめくって、今目が覚めたように伸びをした
は、橋本くんが、あの橋本くんが私の横にいる…
気まずくて恥ずかしさもあり、どうしたらいいか分からない私は
「あの…私帰るね。」
とりあえず、この場を去りたい…
「あ、うん。ありがと、杉浦。」
相楽君は、顔をうつむかせたまま
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