感情の名前

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杉浦の走っていく後ろ姿を見てたら、追いかけてた。 泣いてるのを見てると、苦しくて仕方がなかった 「さっき、気付いたから…」 こんなにも、苦しくなっていたこと その気持ちを。 そう言うと、橘は安心したようにため息をついて 「じゃあ、頑張りなよ。」 俺の背中を、両手で思いっきり押して教室の中に入った。 **** 「目の前にいる。」 「えっ―…」 唐突な返事に顔を上げると、なんだか切ないような表情で私を見ていた 「こっ…ここにいるんだよ!」 怒鳴るようにそう言って、相楽君は教室から飛び出していった 「………。」 教室に残された私は、いまいち頭がついてかなくて
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