第一獣 獣耳さんと出会う

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次の日 ピンポーン、ピンポーン 「…」 ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンポーン ダダダダッガチャッ 「休日の朝からじゃかわしぃぃぃわぁあぁぁあ」 「おはようございます、玲さん人科動物保護監査協会の苛羅擬 成汰です」 昨日の好青年もとい苛羅擬さんだ 「おはようございます…な、なんですか朝っぱらから…盛大な嫌がらせですか?ってかなんで住所しって」 「とんでもない、玲さんのお・仕・事ですよ」爽やかに笑う こちらとしては笑えない ジャージだし昨日にましてボサボサな髪の毛だし寝癖まで付けてるよ 「時間も無いですし早速お仕事しますよ!!」 「はいっ!?え、だってこんな格好ですけど」 「大丈夫ですよ!、身なりはこちらで」パチンと指をならすとどからともなく黒服数人が現れた 「!?」 「それでは皆さん玲さんを素敵に差し上げて下さいに」 「イエッスサー」 「ちょっな、や…あっー!!」 数分後 「終わりましたサー」 「ご苦労様」 「な、な、なんなのよ」 紺のジャケットに合わせたタイトなスカート姿 「第一印象は大事ですからね、さ行きますよ」 「ちょっ、ちょっと!!」 私の住んでるボロアパートに似付かわしくない黒の外国車がいつの間にか止めてあり無理矢理乗せられ1時間30分程目的地に付いたようだ ちなみに私はさっきの出来事があまりにもわろえない状態だったので放心状態だった 「つきましたよ、我等の協会もとい、誠獣乃耳十字学院です」 それは大きな学校のような施設だった 「はぁ…あ、あの苛羅擬さん」 「成汰で構いませんよ」 「成汰さんここ学校ですよね?、私…教員免許なんて持ってないですしましてや動物を躾免許なんて」 「いやぁそんなのいりませんから、ま、来て下さい」
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