第一獣 獣耳さんと出会う

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半ば無理矢理入ると外見と全く違う作りだった 言うなればお城、西洋やファンタジーの世界によくあるお城だった どうなってんの…ここ… 「玲さん、今日から1ヶ月アナタにもってもらう生徒さんは猫課第4皇太子です」 「成汰さん…猫ってそんな大層ご立派でお偉い生き物でしたっけ?」 「アハハ、玲さんとても人間ジョークおじょうずですね」 「え、笑うとこなの!?」 「さ、着きましたよ」 大きな扉をあける 「おはようございます、第4皇太子」 そこには白い髪の毛で猫耳が生えている少年が立っていた 「おはようございます」 ふかぶかと頭を下げる 白いシャツに灰色のカーディガンチェックのズボン、学生かな… 「せいたさんそっちのかたは?」 「ん、キミを1ヶ月みてもらう先生だよ」 つんつんと挨拶を促される 「あ、えっと…川原木 玲です」 「じゃあ玲せんせぇだね♪」 「ぼくは猫課第4皇太子だよ、せんせぇお名前付けてくれるんだよね?」 「えぇぇ!?、ちょっと成汰さん」 「アハハ、言い忘れちゃった」 「えぇぇ!?」 「せんせぇ?、お名前考えてこなかったの?、僕楽しみにしてたのになぁ」 しゅんとする、耳も一緒に垂れてしまっている うぅ、良心が…あ、即興で今いい名前がうかんだぞ
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