リトル・キラー

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リトル・キラー

時は2014年。ビックシェル占拠事件から5年がたった。未だに世界中で続く戦争は終焉を迎えることはなかった。 かの伝説の英雄、ソリッド・スネークは今中東にいた。兄弟同士であるリキッド・スネークの居場所を突き止めたため、今に至る。 「スネーク、現場の状況はどうだい?」 「相変わらず銃の音でいっぱいだ」 「だけど君は慣れてるはずだよ」 「長年聞いているが、どうしても慣れんのだよ」 スネークはオタコン(ハル・エメリッヒ)が派遣したMk.IIを使って会話していた。爆破などで破壊されたが、今も建っている建物で戦況を確かめていた。次々と撃たれる兵士達。そして撃ち続け、必死に生きようとする兵士達…。どれも悲惨だった。Mk.IIを通じて戦況を確かめるオタコンもこれが現実だと分かっていた。そして、その時オタコンに眉が寄った。 「どうした、オタコン」 「スネーク以外にこの戦場に誰かがいるようだ。衛星写真からは姿は捉えているけど…。黒いコートを着ていて分かんないよ」 「そうか。出来れば探しておこう」 スネークがそう言えば、それと合図と見たMk.IIがステルス迷彩を使って透明になった。スネークは先程オタコンから渡された銃を持ち、再び戦場に出ていく。 目にした光景はスネークが乗っていた装甲車の兵士達が押されているところであった。だが、スネークは横目にして先を進む。そして、少し先を進んだ時上から声がした。
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