301人が本棚に入れています
本棚に追加
白兎「お邪魔します」
獅郎「白兎何飲む?紅茶?」
部屋にあがると会長にそう聞かれたので紅茶をいれてもらう。
会長は1人部屋だ。
生徒会に入ると1人部屋が与えられるらしい。
今日は会長の部屋に泊まることになりそうだから、同室の灰狼にメールを打つことにした。
『 題名:哀れな友人へ
本文:灰狼、今俺は動物園にいるよ。そこで、出会った可愛い兎ちゃんと仲良くしてます♪ヽ(´▽`)/
俺ここで生涯を終えるつもりだから、じゃあなwww 』
送信っと。
丁度その時、会長が入れたての紅茶を持ってきてくれた。
でも何故か会長の表情は暗かった。
白兎「し、獅郎先輩?どうかしましたか?」
獅郎「どうかしましたかじゃねぇよ。俺と一緒にいるのに携帯を弄るんじゃねぇよ。あと俺と二人きりの時はタメって言ったよな?」
会長の低い声が静かな部屋に響く。
どうやら怒らせてしまったようだ。
ヤバイ、いろんな意味で。
白兎「ご、ごめん、獅郎……ぅあっ」
俺の謝罪の言葉など全く耳に聞き入れないで会長はひょいっと俺を抱き上げて寝室に向かう。
乱暴にベットに落とされて、スプリングが激しく鳴る。
怯える俺に会長は口角を上げた。
獅郎「お仕置きだ、白兎。ウサ耳生えてるからコスプレイみたいだな」
あっ、動物園に行きたくなってきた。
最初のコメントを投稿しよう!