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朝目が覚めて起きると、鏡の前に立って髪をとかす。
これは俺、月崎 白兎(ツキザキ ハクト)のいつもと変わらない日常だった。
変わっていたのは、
白兎「……ウサ耳?」
俺に白いふわふわしたウサ耳が生えていた。
まぁ、ウサ耳が生えてたぐらいで、そんな騒ぐほどじゃない変化なので俺は気にしない。
すげー、ウサ耳だ!!って思うぐらいで俺は気にしてなんかない。
もう一度言う、俺は気にしてなんかない。
「?」
しまった。
同室者の黒田 灰狼(クロダ カイロウ)が起きてしまったようだ。
灰狼は、俺をまじまじと見つめてきた。
白兎「おはよう。なんか起きたらウサ耳生えてた」
灰狼「………どうしたんだよ、いきなり。それってコスプレだよな?えっ、動いてる?本物じゃん!!」
うっせーな朝からこいつは。
ウサ耳生えたぐらいだろ、騒ぐんじゃない。
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