十七燭…真実

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戦争が引き起こした、核ミサイルの衝突。それにより、時空が裂け…異世界より現われたのが『パライーター』この世界では、誰もが知っている『ディージョン』と『パライーター』の知識である。 ハルバード「ディージョンは、時空の裂け目ではない!あれは…『地球』の悲鳴だ。この星にも、寿命がある…それは、後100年も無いだろう。地球は自らを守る為にパライーターを産み出した。我々の使命…それは、お前達『人間という害虫』を駆除する事だ!!」 ハルバードからも、紫のオーラがたちのぼる。二人は、次々と公共物を破壊しながら戦い続ける。 レイナ「…へぇ、で!正義感まるだしだったアンタは、地球の為に戦うヒーローって訳だ?反吐が出るぜ!テメェはただの…裏切り者だ!」 二人のやりとりを聞いていた、梅原と享は呆然としていた。 享「隊長…奴の言ってる事は、真実なんでしょうか?」 梅原「さ・あ・な!俺にとっては…地球やら宇宙やらってSFファンタジーみたいな話なんか、ど~でもいいんだよ。俺の仕事は…嫁と、これから産まれてくるガキが少しでも幸せな時間を過ごせるように…邪魔者は、ブッ潰す!それだけだ」 梅原は、ショットガンを構えた。 梅原「ハルバードって奴、かなりの手練だ。レイナが押されてる。空中戦じゃ、手が出せねぇが…射程距離に入ったら加勢するぞ!」 享「…はい」 フェル「まったく…すげぇ台詞吐きやがる隊長さんだぜ。エコロジーって言葉、知ってんのかね?」 梅原「俺のモットーは、女と子供に優しく!あと、全部に厳しく!だからな」 害虫上等!フェルと梅原は、顔を見合わせて笑った。 享も、ベレッタのトリガーに指をかけ、いつでも攻撃できるように態勢を整えた。 キィン! ガキィン!! ハルバードの黒い刄が、とうとうレイナをとらえた!直撃は防いだが、エアイーターが真っ二つになった! レイナは、上空から地面へと落ちていった。
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