十七燭…真実

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ヘリから降り立ったジンギとサラは、すぐさま限定不死を発動した。 ジンギ「狂刃・餓鬼!限定不死…紫の煙!!」 サラ「狂炎・蛇渇!限定不死…業火食らう蛇!!」 二人は、ハルバードを睨み付ける。 フェル「気をつけろ、二人共!そいつは…寄生されたハルバードだ!!」 しばらくの沈黙…ジンギが口を開いた。 ジンギ「元祖、限定不死ハルバード…俺の憧れだった…だが、あんたも言っていたよな?寄生された人間を救う術は…ブッ殺す事だってな!!」 サラ「せっかくの再会ですが…残念ですわ」 二人にとって、ハルバードは良き先輩であり見本と言える人間だった。が…今はただの害虫でしかない。 ハルバード「君達は、私の過ちそのものだ。悪魔の力を借りてまで…地球再生の邪魔をしていた罪…君達を処分して清算しよう!!」 ハルバードの攻撃は、翼が変化した刄!普通の人間には、見ることすらできない攻撃も、ゲイボルグ最速のスピードを誇るジンギを捉える事はできなかった。 ジンギ「遅ぇ!!」 刄の付いたトンファーが、ハルバードの胸をかすめる。いったん、後ろに飛び退くハルバード。しかし、その後ろには地獄の業火が待っていた。 サラ「熱いのは…お好き?」 燃え盛る炎のマフラーが、ハルバードの腕に絡み付いた。 ハルバード「ぐっ!?」 ハルバードの右腕が、一瞬で燃え尽きた。二人のコンビネーションは完璧だった。 怯むハルバードに、くわえていた葉巻の煙をめいいっぱい吸い込んでジンギが特効!ハルバードは、無数の刄を繰り出し迎撃する! ザク、ザクザクザク! 身体中を切り刻まれながらも、前進するジンギ。 ジンギ「今はまだ、夜じゃねぇからな!首フッ飛ばして終わりにしてやる!」 激しい攻撃に、防戦一方のハルバード!間合いを取ろうする度、サラの攻撃が迫ってくる! ハルバード(良いコンビネーションだ…ここはひとまず、撤退するか) ゾロゾロゾロ…近くのビルに待機していたC~B級パライーターが、ハルバードの指示(テレパシー)を受けて動きだした!!
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