~終幕へ…開戦~

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軍輸送機を撃墜する為、海域N-1919ポイントには軍艦三隻が待機していた。 そこに、レイナ達が乗った中型ジェット機が着陸する。 甲板には、艦長が敬礼をして待ち構えていた。 艦長「私は、艦長の大神です。限定不死の皆さん…お待ちしていました。これより、占拠された軍輸送機の撃墜を開始します」 準備の整った各艦隊から、おびただしい数の対空ミサイルが発射された。 ズドォ! ボボボボボボボ… 軍輸送機は、無残な姿となって海上へ墜ちていく。 大神艦長「…我々にできるのは、ここまでです。限定不死の皆さん…ご武運を」 大神の指示に従い、艦内の人間は全員脱出した。残ったのは三人の限定不死と、一匹の犬(?)そして密航している享だけである。 ズバァア!! 突然、水しぶきがあがった。 フェル「来るぞ!!」 海の中から、無数の黒い刄が三人と一匹を襲う! 攻撃を躱しながら、各自限定不死を発動させる。 レイナ「狂甲・悪食!限定不死、発動!!」 サラ「狂炎・蛇渇!限定不死…業火食らう蛇!!」 ジンギ「狂刃・餓鬼!限定不死…紫の煙!!」 フェル「悪魔犬、フェル!必殺…とんずらー!!」 フェルは、とりあえず逃げ出した。 海面から、黒い装甲に包まれたハルバードが現われた。 ハルバード「狂羽・神食…限定不死、闇皇帝…私の過ちが生んだ、悲しい人間達よ…今、楽にしてやる」 限定不死同士の戦いが、再び幕をあけた。
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