三食…旅立

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ハルバード・オデッセリアは、身長178㎝。25歳。髪はボサボサで長め。暑苦しい正義感まるだしの青年であり、対パライーター特殊機関『ゲイボルグ』の若きエースである。 首を跳ね飛ばされたパライーターは、勝ち誇っているハルバードの胸に向かって『舌』を伸ばした。 グサァ!! 舌は、ハルバードの心臓を貫いた。悲鳴をあげるレイナ。 レイナ「キャアァァァァ!!」 そんなレイナの前に、蝙(こうもり)の翼をつけたチワワのような生物がフワフワと浮いている。 チワワ?「騒ぐんじゃねーぜ!!ハニー、ここからが…SHOW‐TIMEだ!!」 レイナ「犬!?」 チワワ?「犬じゃねー!!俺の名は『フェル』だ!忘れるなよ、ハニー」 心臓を貫かれたハルバードは、何事もなかったかのようにマントをひるがえす。 「狂羽・神食(きょうは・しんしょく)『限定不死』…闇皇帝」 斬! マントが、無数の刄と化しパライーターの身体を、一瞬でバラバラにした。そして、マントは生物のように、その死骸を食らい始めた。首だけ残ったパライーターの舌は、まだハルバードに刺さったままた。 パライーター「馬鹿ナ…人間ナラ、死ンデルハズ!?」 ハルバード「無駄話は、嫌いでね。消えろ!!」 マントの刄が、パライーターの顔面を輪切りにした。ハルバードは、胸に突き刺さった舌を抜き取り、フェルに投げた。 フェル「人間的に言うと…牛タンだぜ!!」 腹を押さえながら、ジュディがレイナの下に戻ってきた。 ジュディ「お嬢様!無事ですか!?…貴男方は…ゲイボルグの?」 ジュディを見たハルバードの胸に、熱い何かが込み上げた。 ハルバード「美しい…」 青年は、一目惚れした。
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