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レイナは、狂甲・悪食と『限定不死』のスペックを考え、瞬時に作戦をたてる。
襲い掛かってくるパライーターの攻撃を受け止め、蹴り飛ばす!予想外の反撃を受けたパライーターは、不思議そうな表情を見せた。
パライーター「なんだぁ!?武器もないのに、俺を吹っ飛ばしただと!?」
レイナの背中から、先の尖った触手が飛び出し、パライーターに突き刺さる。が…致命傷にはならない。固い甲羅のような身体に少々ヒビを入れた程度だ。
フェル「そいつは、パライーターのA級だ!総合的な能力が高いからな、慎重に行動を…」
アドバイスをするフェルを無視して、レイナは森へ逃げ込む。
フェル「シカトかよ!?」
逃げるレイナを追いかけるパライーター。レイナは、触手を使って木の上を移動している。
パライーター「なんだ、あの雌は?人間に、あんな動きができるのか!?」
木の上に登り、レイナを追いかけるが、見失ってしまったパライーター。
パライーター「どこにいった?」
シュル…
パライーターの足に絡み付く触手!!レイナは力一杯パライーターを空中に放り投げた。
パライーター「おぉ!?」
空中で触手にがんじがらめにされたパライーター。そこに、右手が槍のようになったレイナが飛び掛かった!!
バシィ!!
しかし、パライーターは身体を縛り付けていた触手を引きちぎり、レイナを迎撃した!レイナは、地面に落下した。
パライーター「この高さから落ちれば、人間はただではすまないだろう!」
しかし、レイナはまったくの無傷。そして、落下してくるパライーターに右手をかざして飛び上がった!
パライーターの落下速度+レイナが飛び上がる上昇速度!!普通に攻撃しても、ヒビしか入らなかった装甲を…
ズガァ!!
見事に貫く事に成功した。
フェル「ひゅ~♪やるじゃん、ハニー」
口笛を吹くフェルの目には、パライーターの血をシャワーのように浴びるレイナの姿が映っていた。
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