六触…本部

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《ゲイボルグ東京本部》 青年「海老原 享ただいま戻りました!!フランス支部から配属となった、レイナ・バロックゼレス殿をお連れ致しました!!」 『海老原 享』(えびはら すすむ)二十五歳。身長168㎝。新米隊員である。前髪は眉くらい。全体的に特徴のない髪型である。体形も中肉中背…とにかくパッとしない印象である。 享の声を聞き、オールバックにサングラスの男が歩み寄って来た。身長は180㎝はある、ガッチリした体形をしている。どうやら、享の所属している部隊の隊長のようである。 隊長「おー!!よく来たなぁ…俺の事、覚えてるか?」 隊長らしき男は、サングラスを取って微笑んだ。目は細く、意外と優しそうだ。 レイナ「あんた…確か、『梅原』だったよな?隊長になったのかよ…やるじゃねぇか!!」 ゲイボルグ東京本部Cグループ隊長『梅原 隆』(うめはら たかし)年齢は三十三歳。最近、結婚した。 梅原「覚えててくれたのかぁ!?二~三年前だよなぁ…あん時は、ビックリしたぜ…あんな高さから落ちて、平気なんだもんなぁ」 二人が楽しそうに会話をしているのを、横から見ている享。 享「お二人は…お知り合いで?」 梅原は、遠い目をして語りだした。 梅原「そう、詳しくは話せないが…俺達はある任務で…」 女「初めまして。レイナさん。私は後方支援オペレーターの『藤木 舞』(ふじき まい)です。お噂は、常々伺っております。一緒に仕事ができて光栄です」 梅原の話に、割って入り自己紹介をした女は『藤木 舞』(ふじき まい)主にパライーターの位置を報告したり、作戦を立てるのが仕事である。サラサラした長い黒髪から、清楚なイメージがにじみ出ている。年齢二十五歳。身長153㎝と、小柄。ついでに言うと、眼鏡である。 梅原「まさか、上司の話に割って入ってくるとは…やはり、俺の隊は侮れない!!さて…自己紹介も終わった事だし…」 フェル「分かってて言ってんだろ!?この木偶の坊がぁぁぁ!!」 フェルの犬キックが、梅原の顔面にヒットした。
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