六触…本部

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フェル「いいか!!おまえら…今日からこのフェル様が、Cグループの愛らしいマスコットになってやる!ありがたく思え!!」 デスクの上に乗り、偉そうに吠える。それを見て呆れる梅原と享。しかし、舞は… 舞(か…可愛い) 梅原「この犬モドキ…あいかわらず、偉そうだな!!」 レイナ「梅原、このチーム…これで全員か?ずいぶん少ないな…」 梅原「実は、副隊長が…妊娠中でなぁ…」 梅原の表情を見て、レイナが急にニヤニヤし始めた。 レイナ「はっはぁ~ん…どうりで、出てこないハズだな。やっぱ、アイツとくっついたんだなぁ~」 知らん顔をして、話をすり替える梅原。 梅原「それより…何故、レイナが日本に呼ばれたのか…書類、読んだか?」 レイナ「前回同様、まったく読んでねぇ」 梅原の解説TIMEが始まった。 梅原「まず、日本はパライーターの出現率が極めて低い。よって、パライーター絡みの事件はほとんどない。しかし…その現状を利用している『A級パライーター』が数多く潜伏している事が分かった。はっきり言って、日本のゲイボルグは経験不足だ。よって、対パライーターのプロフェッショナルである君の協力を要請した。しかし…」 フェル(まだ、なんかあんのかよ…長!!) 梅原「最近、何者かの手によってパライーターが『狩られている』廃墟や人気のない場所に、パライーターの残骸が確認されている。それは、食い散らかしたような状態だったと報告を聞いている…つまり…」 レイナ「私のような『限定不死』の人間が、悪魔に餌を与えている…という事か?」 梅原「さらに、上層部では…行方不明の『ハルバード』ではないか?って噂も流れている。どちらかと言うと、こっちの調査がメインだな」 レイナ「パライーターの始末と、同類捜しか…こりゃ、面倒臭ぇなぁ」 いまいち、何の話をしているか分からない享と舞は、顔を見合わせた。 梅原「まぁ、今日はこの辺にしとこう。なんせ、約一日で二体ものパライーターと戦ってるんだからな。疲れてるだろ?仕事は明日からだ。ホテル行って休みな」 それを聞いて、享と舞は仰天した。 享(一日で二体…しかも、誰の手も借りずに倒したのか?) レイナとフェルは、用意されていたホテルにチェックインし、休息を取る事にした。
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