七触…瞬斬

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《廃棄物処理場》 独特の匂いが立ちこめている…すでに、他のグループが到着しているようだ。ゲイボルグ専用パトカーが三台停まっている。 梅原「先に到着しているのは…Gグループだな。舞、衛生からのサーモグラフィーで、施設内にいる人間の数と、パライーターの数を報告してくれ」 梅原がインカム(小型通信機)で、本部にいる舞に指示を出す。すると、舞はすぐに返答した。 舞〔施設内に、人間と思われる反応は…0です。残念ながら、Gグループはすでに全滅していると思って間違えないでしょう。パライーター反応は…15体です。その場に待機し、増援を待って下さい〕 梅原「了解…と言いたい所だが…向こうから来やがった!!」 ベレッタを構えた梅原。銃口の先には…緑色の目をした作業員達が入口から現われた。 享(寄生されたばかりの…C級パライーター…訓練通りやれば!!) ガァン!! 享はベレッタの引き金を引いた。弾丸はパライーターのコメカミをかすめた。 享(外した!?) 攻撃を受けたパライーターは、怯まず突進してくる!! ガァン!! ガン、ガン、ガァン! レイナのソーコム改が火を吹き、突進してきたパライーターの頭を吹き飛ばした。 フェル「新米!!ちゃんと頭を吹っ飛ばさなきゃ止まんねぇぞ?」 レイナの肩に乗ったフェルが、馬鹿にしたように言った。 レイナ「ま、そういう事だ。さぁ…溢れてきたぜ!隊長、どうするよ?」 梅原「俺とレイナは、前列にてパライーターを迎え撃つ!!享、お前は後方支援だ!!全員、気を抜くなよ!」 梅原とレイナは、前進しながら次々と現われるパライーターを倒していく。 享(これが、実戦!でも…僕にだって!!) ガァン! ガン!!ガン!! パライーターの頭を狙い撃った享。三発とも、的確に命中した。 レイナ・フェル「やるじゃん♪」 一人と一匹が、享の顔を見て口を合わせた。そこに、舞から通信が入る。 舞〔施設内に、人間と思われる生体反応を感知しました!!〕 梅原「生き残りか!?」 舞〔なお…施設最深部に、強力なパライーター反応も確認しました〕 舞からの情報を聞いたレイナは、不気味な絵が描かれたカードを取り出した。
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