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リストバンドにカードを突き刺す。黒い結晶がレイナの体に広がっていく…
レイナ「狂甲・悪食、装着『限定不死』発動!!」
触手で壁をくりぬいたレイナは、梅原が止める間もなく施設内に突入した。
梅原「ぁんの馬鹿!!生き残りを助けたいのは分かるが…考え無しで突っ込みやがって!!」
享「どうします、隊長!?」
梅原は、マガジンを交換しながら言い放った。
梅原「突入だ!!享、援護頼むぜ!!」
フェル「…あの~俺もいたりするんだけど…」
レイナが、あまりにも勢い良く飛び出した為…フェルは地面にポテッと落ちて、置いてけぼりになっていた。
―――――――――――――――
レイナのインカムに、舞から通信が入った。
舞〔噂には聞いていましたが…ムチャクチャしますね。そこから、2~3m先の小部屋からパライーター反応と人間の反応を確認しています。…でも…〕
レイナ「あぁ…分かってるよ」
レイナの手に握られている携帯電話のような機械が、赤い光を発している。
舞〔かなり、近いです!〕
レイナ「部屋の奥に一匹…そして、私のすぐ側にも!!」
~ひゅん~
天井から、鎌のような刄が現われ、切り掛かって来た!!レイナの左腕をかすめる。
ぶらん…ぶらん…
天井にぶらさがったパライーターが、ガチガチと歯を鳴らしている。
レイナ「こりゃまた、ブッサイクなのが出てきたなぁ…悪いが、時間がもったいねぇ!!さっさと逝ってもらうぜ!」
レイナの右腕が、槍のような形に変化した。
―――――――――――――――
フェル「おい!置いてくな!!ぎゃあぁぁぁ!?」
ガァン!!
フェルに噛み付こうとしたパライーターを、梅原が打ち抜いた。
梅原「こっちは、俺に任せてお前等は先に行け!レイナを援護しろ!!」
享「僕が…一人で、ですか!?」
梅原「おじ気付いたか?」
拳を握り締め、享は叫んだ。
享「行きます!!」
フェル「お、俺も!!」
享とフェルは、施設の奥へと進んでいった。![image=67914521.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/67914521.jpg?width=800&format=jpg)
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