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《本部》
舞「お疲れ様です」
本部に戻ると、舞が出迎えてくれた。アイスコーヒーを三つ、テーブルに置く。
梅原「うまい!ビールじゃないのが、残念だ」
享「ホント、生きてるって感じがしますね」
舞「…享君、頬に何か付いてますよ?」
慌てて、鏡を見ると…キスマークが!!
舞「貴男は、何と戦ってきたんですか?」
舞の冷たい視線を感じ、頬を拭う享。
レイナ「うわぁ~失礼しちゃうぜ。あんな、必死に拭われたら…萎えるわ~」
どうしたらいいんだ!?と、困った顔をする享を見ながら梅原はコーヒーを飲む。
梅原(青春だなぁ)
フェル「おう、舞っちんぐ!!俺には何にもなしか!?」
不貞腐れるフェルが、舞の目には…
舞(か、可愛い…でも、舞っちんぐは…ちょっと…)
舞は、ポケットから何かを取出してフェルに付けようとした。
フェル「な、なんだ!何する気だ!?」
舞の手に握られていたのは、眼帯であった。
舞「朝、渡そうと思ったのですが…すぐに出撃してしまったので…お気に召しませんか?」
レイナ「すげぇ!格好いいぜ。これ、手作りだろ?どれ…私が付けてやる」
フェルの潰れた左目に、銀色に光る眼帯が付けられた。
フェル「おぉ!気に入ったぜ!!サンキュ~舞っちんぐ♪」
美女にチヤホヤされているフェル。それを見つめる享は…なんとなく、面白くなかった。
享「それにしても、さっきのは…なんだったんですかね?」
梅原「手がかりは…メイド服。か?」
舞「メイド服?」
レイナは、先程の一件を舞に説明した。
舞「なるほど…メイド服と言えば『秋葉原』ですね。何か、手がかりがあるかもしれません。一休みしたらパトロールがてらに行ってみましょう。たまには、私も外に出たいですし…」
ベレッタをガンケースから取り出す舞。レイナ、フェルと舞。梅原と享。二手に別れてパトロールに出る事になった。目的地は…
秋葉原
七触…瞬斬…END
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