八色…悲鳴

4/5

5764人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
ズバァ!! パライーター化したバンドメンバーを、なんの躊躇も無く切り裂いた!! …笑いながら… マリー「あっはははは!!最高!まだまだいるわ…さぁ…どんどんいらっしゃいませ~♪」 ドラム担当の首を切り落とした、B級パライーターがマリーに襲い掛かる! パライーターは、全身が刄のような鋭い装甲に覆われている。腕の刄が、胸に突き刺さった!! グサッ!! しかし、胸の傷が瞬時に塞がる。 パライーター「!?」 続けて攻撃を繰り出すパライーター。マリーの首めがけて刄を振るう! マリーの首を、刄が通り抜ける。完全に切断された首と身体から、神経の束が飛び出し…絡み合い、元に戻る。驚異的再生能力!! パライーター「ソウカ…オマエガ、噂ノ『限定不死 レイナ』カ!?」 首を傾げるマリー。 マリー「限定不死っていうのは、当たりだけど…レイナって誰よ?まぁ、どうでもいいけどね。さて、そろそろ…逝ってらっしゃいませ♪」 巨大な包丁を回転させながら、パライーターに反撃を開始!! 激しい切り合い。しかし…マリーの勝利は、すでに確定していた。 何故なら、どんなに切っても突いても…マリーの傷は、瞬時に再生してしまうからである。 斬!! 武器のリーチ、攻撃速度、間合いの取り方…全ての面でマリーを上回っていたパライーターだったが、とうとうマリーに切り裂かれた。 マリー「残念だったわね~私の身体には『切る・突く』といった攻撃は、一切通用しないのよ」 マリーの肩に、カラスの羽を生やした猫が乗った。 マリー「見てよ!『ヘィル』かなりのパライーターを『糧』にしたわよ」 ヘィルと呼ばれる猫は、ニッコリ笑ってマリーに答える。 ヘィル「素晴らしいわ。『ママ』の蘇生に必要なエネルギーを、かなり得られたわね♪」 ライブハウス SICKSは、静寂に包まれていた。そこには、マリーとヘィル以外…生きている者は、一人もいない。image=68689388.jpg
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5764人が本棚に入れています
本棚に追加