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《秋葉原 電気街》
電気街を彷徨うレイナ達。しかし、いっこうに手がかりは掴めない。
フェル「なぁ~、もう…帰ろうぜ?暑いし!!」
舌を出し、温度調節をするフェル。どう見ても、犬にしか見えない。
レイナ「ダメに決まってるだろ?ゲイボルグに所属してない限定不死…なんの為に行動してるか調べないと…危険すぎる。私達は、パライーター以上の『化物』だ。野放しにはできない」
レイナの話を聞き、複雑な表情を浮かべる舞。
その時!
ビィーィ・ビィーィ!!
舞の持っていた大きなアタッシュケースから、警報のような音が鳴りだした!
レイナ「何の音だ!?」
アタッシュケースを開く舞。中には、パソコンのディスプレイのような物が入っていた。舞は、ボタンを押して音を止めた。
舞「パライーターです。私の持っているレーダーは、レイナさん達が所持している携帯電話型パライーター探知機より、広範囲を探知できます。反応は…黄色!ここから、離れた場所になります」
パライーター探知機は、色でパライーターの位置を知らせる。
赤…近い
朱色…やや近い
黄色…遠い
と、いった感じだ。
フェル「どの辺りにいるんだ!?舞っちんぐ!」
舞「約、2㎞先…確か、ライブハウスや楽器屋、音楽教室等が並んでる通りだったわ…とにかく、急ぎましょう!」
走りだすレイナ達。そして…レイナの探知機もパライーター反応を探知し、赤く光り出した。
レイナ「舞!近くにいるぞ!!」
人の気配が、まったく感じられない通り。まだ…夕方六時だというのに、静まり返っている。
ミシ…
ミシミシミシミシ!!
街路樹が、突然レイナ達に向かって倒れてきた!
レイナ「狂甲・悪食装着!『限定不死』発動!!」
すぐさま、リストバンドに堕天使のカードを突き刺す!倒れてきた街路樹を、触手が粉々に砕いた。
舞「…A級パライーターのようですね…」
レイナ達の前に、人型パライーターが現われた。その後ろには、何体ものC級パライーターが並んでいる。
パライーター「このエリアは、ほぼ我々が占拠した。貴様等の…出る幕では無い!」
レイナ「そう、邪険にすんな。せっかく来たんだ、踊ってくれよ…害虫野郎!」
レイナは、パライーターに飛び掛かった!!
八色…悲鳴…END![image=69026311.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/69026311.jpg?width=800&format=jpg)
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