九色…理由

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藤木 舞は、C級パライーターの数を瞬時に確認した。 舞(全部で38体!!ベレッタのスペックじゃ、対応しきれない…なら!) 舞は、アタッシュケースからサブマシンガンを取り出した。連なった薬筴が、ジャラジャラと音をたてる。 サブマシンガン『MP7A1改』 ハンドガンより、ほんの少し大きい程度のサイズでありながら、ボディーアーマーを貫通する威力のある銃。NATO軍の兵器開発プロジェクトから誕生したNPシリーズの最新作である。 本来、装弾数は40発程度だが舞の改造によって、装弾数はアタッシュケースにビッシリ詰め込まれた薬筴分となっている。 ズダダダダダダダダ!! 次々とパライーター達の頭を蜂の巣にしていく舞。その姿は、何度か見たデスクワーク姿からは想像できないくらい、頼もしい。 パライーター「こざかしい雌豚が!!」 A級パライーターは、舞を睨み付ける。しかし、その視界の前に、右腕を突き出して構えをとるレイナが立ちはだかる。 レイナ「よう、害虫野郎。お前の相手は…私だぜ?」 立ちはだかるレイナを見て、鼻で笑うパライーター。 パライーター「ふっ…お前は、俺のスピードについてこれないだろう?相手にならないんだよ!!」 超高速で動き回るパライーター!残像が次々と浮かび上がる。 ズガ! ズガズガズガガガ!! レイナは、躱すのが精一杯であった。狂甲・悪食に身体を守られているとはいえ、パライーターの攻撃で装甲が削られていく。 レイナ(確かに、このままじゃ…いずれはヤられる!!マジ萎えるわぁ…さて、どうする!?) 苦戦するレイナに対して、舞は完全にC級パライーター達を沈黙させた。 舞「レイナさん!私に…考えがあります」 舞の眼鏡が、かすかに光った。
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