十色…狂愛

4/6
前へ
/180ページ
次へ
ガキィン!! 斬撃を受け止めたレイナ!しかし…レイナの右腕は耐えきれない。 ピキィ… 亀裂が入る右腕。それでも、レイナの目は冷静なままである。 ドシュウ!! もはや、定番といえる攻撃。床、天井から触手が飛び出す!! マリー「きゃは☆ワンパターン攻撃♪もう…飽きちゃったわ!」 反撃を読んでいたマリーは、あっさりと触手を切り払う。 その刹那!! レイナがマリーに切り掛かる!! スバ!! 剣を握っている右手腕が、切り離された。が!当然の如く、超再生する。 レイナは、右腕を振り抜いた勢いのまま回転し… ドガァ!! 左手でマリーを殴り飛ばした!!(裏拳) マリー「ぶぎゃあぁ!?」 顔面にヒットした攻撃。鼻血を吹き出しながら、壁まで吹っ飛ぶマリー。 レイナ「あら?派手に吹っ飛んだわねぇ~♪もしかして、親にも殴られた事なかったかしら?」 マリーには、斬撃の類はまったく効かない。しかし、殴る・蹴といった打撃は通用するのだ。 壁に激突したマリー。剣から、紫色のオーラが立ちのぼる。 マリー「最高に、殺意わく…殺す!!」 剣を構え、襲い掛かるマリー。その斬撃は、荒々しく力任せである。 レイナ「無駄よ!!」 右腕で斬撃を受け流したレイナの反撃!触手がマリーの首に突き刺さり…そのまま、巻き付いた。 マリー「くぇっ!?」 突き刺さりながら、首を圧迫する触手。マリーは、すぐに触手を切り離すが…首の触手は残り、圧迫し続ける。 マリー「うがぁ!!」 ズバァ!! マリーは、自らの首を切り落とした。 レイナ「!?」 首から触手を除去したマリーは、超再生しかかっている首を抱えたまま…《その場》で剣を振りぬいた!! ドビュン!! マリーの剣が伸びた!! 意表を付かれたレイナは、マリーの斬撃を躱しきれなかった。 ぼと… レイナの左腕が、地面に落ちた。マリーも、息を切らしている。 レイナ・マリー(やばい…こいつ、強い) トン… マリーの肩に、カラスの羽を生やした猫が乗っかった。 マリー「ヘィル…」 ヘィル「これ以上やっても、貴女の身体にダメージが残りすぎるわ。さぁ…行きましょう」 マリーは、頷いて後ろへ飛び退いた。 マリー「貴女とは…二度と会いたくないわ。さよなら、レイナ」 逃げようとするマリーを、追いかけようとするレイナ。しかし、マリーの剣が天井を切り崩した為、舞い上がる埃で視界が塞がれた。
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5764人が本棚に入れています
本棚に追加