十一飾…業火

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《男の浪漫が詰まった店の前》 享「ほ、本当に…突入するんですか!?」 梅原は、くわえていたタバコを携帯灰皿に入れた。 梅原「びびってんじゃねぇぞ!!いいか、享。この手の店はな…昼のが、安いんだよ!!いいから、行くぞ!!」 梅原 隆は、享のエリをひっぱって店に入った。 享(あぁ…密かに憧れていた梅原先輩が、こんな好色な日本男児だったなんて…でも、入隊の時に一生ついていきます。って言ったし…) 享は、梅原の手を払い除けた。 梅原「なんだ、そんなに行きたくないのか?」 享は、梅原の目を真っすぐ見つめながら言い放った。 享「僕は、隊長についていくと決めました!ですが…自分の道は、自分で決めます!」 もはや、享には何の迷いもなかった。自らの意志で… 店に入った!! 梅原「ふっ、あいつ…成長してやがるぜ」 部下の成長を感じ取った梅原の頬を、涙が伝った… その後、梅原の交渉によって10%OFFとなった。二人は、待合室に通されて一息ついていた。 梅原「なぁ、享。お前…ちょっとレイナの事イイと思ってるか?」 ブッ!! 享は、口に含んだお茶を吹き出した。 享「ぼ、僕はそんなに惚れっぽくないですよ!?大体、昨日会ったばっかりじゃないですか!?」 当然、否定する享。 梅原「いや…二年前にな、レイナに手を出そうとした隊員が…○×△□ってな事になったらしいから…うかつな事はすんなよ」 ○×△□… その人、どうなっちゃったんだろう… 一気に血の気が引いた享。数分後…梅原が呼ばれてから、享も呼ばれた。 女「いらっしゃいませ~♪」 女性が丁寧に挨拶をする。 享「あ、ど…どうも…」 綺麗な女性に見つめられ、照れ笑いをする享。 女「よく、来るんですか~こういう店?」 享「いぇ!?は、初めてです!」 初々しい享を見て、女は優しく微笑んだ。 ス… 女は、享の手に優しく触れた。 ドキドキドキドキ… 享(前の彼女と別れてから、二年か…女の人と触れ合うのは…久しぶりだな。緊張する!!) ガン!ズドン!! ズドン!! 隣の部屋が、騒がしい。 享「な、なんだ!?まるで、銃声のような音が…」 バリィイン!! 梅原が、壁を突き破ってきた!! 梅原「くそ…最悪の展開だぜ!!享、この店の女…パライーターだ!!」 享の後ろで、女の目が緑色に変色した。
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