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享の胸ポケットに入っていた、パライーター探知機が赤く光った!!
享「!?」
ズドン!!
ズドン、ズドン!!
すでに銃を構えていた梅原が、享に襲い掛かろうとしていた女の頭を撃ち抜いた!!
梅原「かなりヤバいぞ!!人間とほぼ完全に同化したパライーターは、探知機にかかり辛い!つまり…こいつら、A級パライーターだ!!」
ベレッタの安全装置を解除する享。頭を撃ち抜かれた女が、血を吹き出しながら立ち上がる。さらに、梅原があけた壁の穴から、全裸の女性が現われた。もちろん、瞳は緑色だ。
享「日本って、パライーター出現率は世界で一番低いんじゃないんですか!?」
梅原「さぁな!!みんなで集まって…日本でパーティでも、やるんじゃねぇか!?」
梅原の台詞を聞き、一瞬パライーターの動きが止まった。
享「?」
ズドン!!
ズドン、ドン、ドン
ズドン!!!
享と梅原のベレッタが火を吹いた。しかし…パライーターは、撃たれながら近づいてくる。
梅原「…享。昔な、高校の教師に教わったんだが…」
ドアを蹴破り、逃げようとする梅原。
梅原「やばくなったら、とりあえず逃げるのも立派な戦術だってな!!」
店の外に逃げようと走り出す享と梅原。
しかし、二人の前に緑色の目をした※ポン引きが立ちはだかる!!
※お客を呼び込みする人
ポン引き「オ客様ァァ!!コレカラガ、タノシイ一時ノ始マリデスヨォオォ!!」
ズドォン!!
ポン引き「ブヒィ!?」
梅原が、ポン引き(C級パライーター)の頭を撃ち抜く。二人は、店の外へ脱出した。
バリバリバリィ!!
二人を追いかけ、二体のパライーターが壁を引き裂いて現われた。
街の人達「なんだ?なんかのアトラクションか?」
梅原が、野次馬共に吠える!
梅原「パライーターだ!!死にたくない奴は、とっとと失せろ!!」
その声を聞き、少し離れたカフェでお茶をしていた三人組が、席を立った。
男「マジかよ~せっかく、観光気分味わってたのによぉ!」
女「藤木博士の言った通り…パライーター達、本当に集まってきてるようね」
藤木博士「残念だ…せっかく、君達に日本文化を紹介する、良い機会だと思っていたんだが…」
女は、懐からカードを取り出して言った。
女「いいんですよ。正直…熱いのが、欲しかったので」
女は、ネックレスにカードを突き刺した。
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