十一飾…業火

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女は、カードを手にとった。カードには『炎を飲み込む蛇』の絵が描かれている。 藤木博士「行ってくれるのかね?サラ君」 サラと呼ばれる女は、長い髪を振り乱してネックレスにカードを突き刺した。 サラ「えぇ、博士。どうやら…かなり渇いているようなので…」 サラのネックレスが、赤いマフラーに変化した。 サラ「狂炎・蛇渇!!(きょうえん・だかつ)限定不死…『業炎食らう蛇』発動!」 ズドン!ズドン!! ベレッタの弾丸を潜り抜け、パライーターが享の懐に入り込んだ。 パライーター「貴男…ゲイボルグだったのね…私のタイプなのに…残念だわァアァ!!」 パライーターの攻撃で、吹っ飛ぶ享。 享「ぐぶぉあ!!」 吹っ飛ばされた、先には…赤いマフラーと長い髪をなびかせた女がいた。サラである。 ドサァ… サラとぶつかってしまった享は、しばらく見とれてしまった。黒く長い髪…赤いシルクのような上品で光沢のある服。細い目。ヒールの高いブーツを履いているが、それでなくとも…長い足! 享(ハ!?) 我に返った享は、すぐに立ち上がって謝った! 享「す、すいません!いや…それより、ここは危険です!!早く逃げて下さい」 口から、血を流しながら享はサラに言った。しかし、そこにパライーターが飛び掛かってきた!! 享「あ、危ない!!」 とっさに、サラをかばおうとする享。しかし、サラはその脇をすり抜け、パライーターを迎え撃つ! サラ「よかったわ…かなり、渇いてたのよ」 サラのマフラーが伸び、パライーターに絡み付いた!! そして… ボワッ!! マフラーから炎が発生した!! パライーター「あ゛っづぅうぅいっっぎゃぁぁぁぁぁ!?」 その炎は、近くにいるだけの享の額に汗をかかせた。 享「マフラーから炎!?しかも、あの女性には…まったく燃え移らない!熱そうな仕草すらもないィィ!!」 パライーターは、あっと言う間に消し炭になった。サラは、呆然としている享に声を掛ける。 サラ「ありがとう。さっきは、かばおうとしてくれて…私は、サラ・チェンスー。韓国人の…限定不死よ」 サラは、享の額にキスをした。image=70241660.jpg
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