十一飾…業火

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パライーターを焼き殺したサラは、カフェでくつろいでいる男に声を掛けた。 サラ「潤ったわ…ねぇ、貴男はどうするのよ『ジンギ』?」 ジンギと呼ばれた男は、面倒臭そうに返事をした。 ジンギ「俺!?面倒だから…パス!!」 サラ「じゃあ、私が全部いたたぐわね♪」 嬉しそうに笑うサラ。享は、呆然としていた。 梅原「だぁぁぁぁぁあ!!なんだか、わからんが!こっちもどうにかしてくれぇ!!」 銃がまったく効かない為、梅原は逃げ回っていた。 サラ「だらしない人…まぁ、いいわ。助けてあげる」 梅原とパライーターの間に、割って入るサラ。 パライーター「邪魔しないでくれる?今…イイ所なのよ!」 サラ「あら…貴女は、彼のタイプじゃないみたいよ?女は…追いかけちゃダメ。追いかけさせなきゃ…ねぇ?」 ウインクをするサラに、パライーターが襲い掛かる。 攻撃をヒラリと躱すサラ。すぐさま、反撃に移る! サラ「そんな攻撃じゃ…私の渇きを潤せないわね!」 パライーターの腕に、マフラーが絡み付いた。 サラ「熱いのは…お好き?」 ボワァ!! マフラーの絡み付いたパライーターの腕が燃え尽きた!! パライーター「ぎぃやあぁぁぁぁっづうううぅぅい!?」 腕を失ったパライーターは、思わず叫んだ!! パライーター「ぎぃやぁぁぁぁ!!化物め!お前が噂の…限定不死!レイナか!?」 サラ「…いや、違うわよ。それにしても、アンタに化物って言われると…さすがに傷つくわね」 ガタァァァン!! レイナ。という台詞を聞き、ジンギが猛ダッシュでやってきた!! ジンギ「レイナが、どうしたってぇ!?」 何故か興奮するジンギを無視して、パライーターは仲間を呼んだ。 パライーター「この付近にいるパライーター達よ!集結せよ!!」 路地裏やら、マンホールの中から…次々とパライーターが現われた!! ジンギ「こりゃ、多いな…面倒だが、やるしかねぇ!!」 ジンギは、ポケットから取り出したオイルライターに『煙に包まれた男』が描かれているカードを突き刺した。 ジンギ「狂刃・餓鬼(きょうじん・がき)限定不死『紫の煙』発動!」 オイルライターは、鮫の牙にも似た刄が取り付けられた『トンファー』のような武器になった。 ジンギ「さて…まとめて面倒見てやるぜ!!」 やる気満々のジンギは…葉巻を取り出し、火を点けた。 十一飾…業火…ENDimage=70510127.jpg
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