十二飾…紫煙

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A級パライーターは、B級・C級に対してテレパシーで指示を出す。仲間を呼ぶ事など、朝飯前なのだ。 続々と集まるパライーター。梅原と享は銃を構える。 ジンギ「お前等、ゲイボルグだな?A~B級は、俺とサラが始末する。お前達は、C級を始末しろ」 そう言い放つと、ジンギはパライーターの群れに飛び込んだ!! 梅原「…こいつら、限定不死なのか!?なんで日本に集結してんだよ!?」 享「そうみたいですね!でも今は…余計な事を考えてる暇は無さそうです!!」 なんだかんだ言いながら、二人は次々とC級パライーターを撃ち抜く。 サラ「あら…なかなか出来るわねぇ…さて、私も親玉を始末するとしますか」 仲間を呼んだA級パライーター目がけて、サラは飛び掛かった。 ジンギ「どぉおりゃあぁぁ!!」 ズバ!! ズバズバ!! その動きは、正に電光石火!!左手に持った刄付トンファーで次々とパライーターを切り倒して行く。 パライーター「調子ニ乗ルナ!!人間風情ガ!!」 三体同時にジンギに襲い掛かる! ジンギ「ふぅ~」 グサ、グサグサ!! パライーター達の攻撃が命中!!胸、腹、そして頭を鋭い爪が貫いた。 しかし…死なない!! ジンギ「躱すのも、面倒くせぇ」 葉巻をくわえたまま、器用に喋るジンギは、パライーター達に反撃! ズババババ!! 一瞬でパライーター達を斬殺した!! 享(もしかして…葉巻を吸ってる間は、不死身なのか!?) みるみる傷が治っていくジンギを見つめながら、享は銃を下ろした。 梅原「ざっと、三十はいたパライーターが…あっと言う間に片付いちまったな…」 A級パライーターは、サラに黒焦げにされていた。おびただしいパライーターの死骸を見つめながら、ジンギは一服する。そこへ、一人の中年男性が歩み寄ってきた。 藤木博士「どうやら、片付いたようですね」 梅原「藤木博士!?ゲイボルグ武器開発室の室長が…なぜ、ここに?」 藤木博士「君は…梅原君だったかな?姪が、お世話になっているようで…」 享「姪?」 梅原「…舞の、叔父さんだ」 ジンギ「博士、もうパライーター反応もないし、帰ろうぜ!疲れちまったよ…」 藤木博士は、頷いた。 藤木博士「では、東京本部に戻りましょうか。梅原君…あとで、レイナ君に会いたいんだが…連れてきてくれるかな?」 梅原は、レイナと共に武器開発室に行く事を約束をした。
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