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A級パライーターは、B級・C級に対してテレパシーで指示を出す。仲間を呼ぶ事など、朝飯前なのだ。
続々と集まるパライーター。梅原と享は銃を構える。
ジンギ「お前等、ゲイボルグだな?A~B級は、俺とサラが始末する。お前達は、C級を始末しろ」
そう言い放つと、ジンギはパライーターの群れに飛び込んだ!!
梅原「…こいつら、限定不死なのか!?なんで日本に集結してんだよ!?」
享「そうみたいですね!でも今は…余計な事を考えてる暇は無さそうです!!」
なんだかんだ言いながら、二人は次々とC級パライーターを撃ち抜く。
サラ「あら…なかなか出来るわねぇ…さて、私も親玉を始末するとしますか」
仲間を呼んだA級パライーター目がけて、サラは飛び掛かった。
ジンギ「どぉおりゃあぁぁ!!」
ズバ!!
ズバズバ!!
その動きは、正に電光石火!!左手に持った刄付トンファーで次々とパライーターを切り倒して行く。
パライーター「調子ニ乗ルナ!!人間風情ガ!!」
三体同時にジンギに襲い掛かる!
ジンギ「ふぅ~」
グサ、グサグサ!!
パライーター達の攻撃が命中!!胸、腹、そして頭を鋭い爪が貫いた。
しかし…死なない!!
ジンギ「躱すのも、面倒くせぇ」
葉巻をくわえたまま、器用に喋るジンギは、パライーター達に反撃!
ズババババ!!
一瞬でパライーター達を斬殺した!!
享(もしかして…葉巻を吸ってる間は、不死身なのか!?)
みるみる傷が治っていくジンギを見つめながら、享は銃を下ろした。
梅原「ざっと、三十はいたパライーターが…あっと言う間に片付いちまったな…」
A級パライーターは、サラに黒焦げにされていた。おびただしいパライーターの死骸を見つめながら、ジンギは一服する。そこへ、一人の中年男性が歩み寄ってきた。
藤木博士「どうやら、片付いたようですね」
梅原「藤木博士!?ゲイボルグ武器開発室の室長が…なぜ、ここに?」
藤木博士「君は…梅原君だったかな?姪が、お世話になっているようで…」
享「姪?」
梅原「…舞の、叔父さんだ」
ジンギ「博士、もうパライーター反応もないし、帰ろうぜ!疲れちまったよ…」
藤木博士は、頷いた。
藤木博士「では、東京本部に戻りましょうか。梅原君…あとで、レイナ君に会いたいんだが…連れてきてくれるかな?」
梅原は、レイナと共に武器開発室に行く事を約束をした。
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