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七階建てのビルに寄生した植物型パライーター!!
地上では、口の付いた蔓を払い除けながらレイナが戦い続ける。
フェル「どうした、享!?いつまでもボサッとしてないで、援護しろ!!」
享は、マガジンを交換して冷凍弾を撃ち放つ!!蔓は凍り付き、動きを止める。
レイナ「ナイス援護!しかし…どうしたもんかな。あの高さ…あまり気が向かねぇが、さっそく『エアイーター』を使ってみるか!!享、タクシーの中にある荷物をとってくれ!!」
享はタクシーの中から、レイナが持っていた銀色の板を折り畳んだような物を交戦中のレイナに投げ渡した。
ガシィ!
放り投げられたエアイーターをキャッチしたレイナ。折り畳まれた状態からボード形態に変化させ、その上に乗った。
レイナ「確か、触手を後部についてる穴に連結させれば自由に操れるって言ってたな…どれ!!」
それらしい穴に、触手を連結させる。エアイーターは浮上し、レイナは空に舞い上がった。
レイナ「イィヤッホー!こいつは、中々爽快だな!!さぁて…悦べ、植物野郎!二度と光合成できない世界に逝かせてやるぜ!」
次々と襲い掛かる触手を切り抜け、パライーターに右腕を突き刺したまま…螺旋を描くように上昇する。
ザザザザザザザザ!!
動きが鈍くなっていくパライーター。レイナは、目のような部分に渾身の力を込めて右腕を突き刺す!
血が飛び散る。
パライーター「モッバァァァァアゲェエェ!!!!!」
奇声を発しながら、パライーターは枯れはてるように朽ちていった。
享「花びらには、ならないのか!?」
フェル「狂甲・悪食に食われてるからな…生命エネルギーが無くなっちまえば、あの特殊能力は使えねぇだろ」
エアイーターを折り畳み、落下してくるレイナ。パライーターの返り血を飛び散らせるその姿は…
まるで、赤い翼を生やした天使のように見えた。
享(まだ、強くなると言うのか!?パライーターも、レイナさんも…)
傷ついた肩を押さえながら、享は唇を噛んだ。
十三植…乱花…END![image=71398634.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/71398634.jpg?width=800&format=jpg)
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