初夏
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俺は十七年間この風景を見続けてきたが、一度たりとも飽きたことがない。 夏に此処を通るとなぜかわくわくしてしまう。 俺は無意識に顔を上げ、空を仰ぎ見る。 陽が眩しくて気持ちいい。 この、堤防の上から見える景色を噛み締めながら、俺は今まで重かった足取りがまるで嘘かのように、小躍りでもしそうな足取りで、学校に向かって、青春の真っ只中を走り始めた―― ☁ ☁ ☁
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