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あり…?
僕は部屋の奥へ逃走したハズなのに僕の身体は未だにその場に佇んでいた。
後ろから先ほどの厨二病(仮)の半泣きの声が耳に飛び込んできた。
「……グスッ…なんで逃げようとするんだよ!?…」
うわ…マジ半泣きだ。めんどくさい。
「はぁ……まず第一にめんどくさいから。それに猫耳とか厨二病確定だろ、危ないなら逃げた」
「……グズッ…スミマセン」
謝るときは謝るんだな。
そこら辺は偉いと思うぞ、めんどくさくなくて。
「別に良いよ。……であんた誰なの?」
「お、俺はガクって言います。神の補佐やってます。それに猫でも人間でもありません」
へぇ…簡潔でめんどくさくないな。そこは良いところかもしれないな。そこだけだが。
「ふぅん、じゃあなんで猫耳ついてるの?」
「俺は天使なんですけど、いつもは猫の姿でいるんで癖でいるもついてるんです」
天使が猫耳で良いのか…?
はぁ…めんどくさくなってきた。
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